松山、世界1位D・ジョンソン撃破!マスターズへ手応えつかんだ
「米男子ゴルフ・デルテクノロジーズ・マッチプレー・第3日」(29日、オースティンCC=パー71)
1次リーグ最終戦が行われ、1組の松山英樹(27)=LEXUS=が世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)を3アンド2で破った。1勝1敗1分けで1次リーグ敗退となったが、次戦のマスターズ・トーナメント(4月11日開幕)に向けて手応えをつかんだ。既に敗退の決まっていた7組の小平智はトービヨン・オルセン(デンマーク)から初勝利。タイガー・ウッズ(米国)ら各組1位の16人が決勝トーナメントに進んだ。
世界1位D・ジョンソンを撃破した松山だが、喜んだのは強敵に勝ったことではない。「昨日までなかった感覚が出た」というパットの手応えに声を弾ませた。
2番で6メートルを決め、3番ではフックラインにタッチを合わせて連続バーディー。10番では5メートルの複雑なラインを読み解いてリードを奪った。13番まで4ホール続けて取り、反撃の隙を与えなかった。
「(8位に入った)プレーヤーズ選手権と今日と、うまくいった。自信を持っていいと思う」と話す。ショットも上向きで、パー5の12番では下り斜面を利用して400ヤードを超えるティーショットからイーグルを奪って観衆を沸かせた。
照準を合わせるマスターズ開幕まで2週間を切っている。「いい状態をキープできるように」。前日は冗談交じりに「消化試合」と呼んだ一戦で、収穫を手にした。