畑岡奈紗2位浮上 首位とは1打差…逆転で米3勝目だ
「米女子ゴルフ・起亜クラシック・第3日」(30日、アビアラGC=パー72)
9位で出た畑岡奈紗(20)=森ビル=は8バーディー、ボギーなしで64をマークし、通算13アンダーで2位に浮上した。67の朴仁妃(韓国)が14アンダーで首位に立ち、ティダパ・スワナプラ(タイ)が12アンダーで3位。野村敏京は68と伸ばし、通算6アンダーで18位。ともに74だった上原彩子はイーブンで57位、横峯さくらは1オーバーで64位に後退した。
最終18番の第2打。畑岡は残り128ヤードから9番アイアンでピンそば50センチにつけるスーパーショットを披露した。8個目のバーディーを奪うと、大歓声に満面の笑みで応えた。
序盤からショットもパットもさえた。1番は1・2メートルにつけバーディー発進。2番は2メートル近い返しのパーパットをきっちり沈め「あれで流れを切らさなかった」と拳を握りしめた。5番(パー5)はラフの第3打を30センチにつけ、前半は31をマークした。
後半はパットがピンチを救った。12番で4メートル、15番も2メートル半を沈めてパーセーブ。癖のある難グリーンに対しても「パットのフィーリングが良く、どこからでも狙っていけた」。ティーが前に出たパー4の16番は3番ユーティリティーでピン右5メートルに1オン。イーグルは逃したが、バーディーで伸ばした。
ボギーなしの安定感で首位と1打差の2位。昨季米ツアーで2勝を挙げた畑岡は「最終日は緊張するけど、プレーに入れば集中できる。勝った経験は大きい」と3勝目へ意欲を見せた。