金沢志奈、美しく3位発進 難コースでもビューティ振ル!パーオン率83%超
「女子ゴルフ・ヤマハレディース葛城・第1日」(4日、葛城GC山名C=パー72)
スレンダー美人プロの金沢志奈(23)=レイクウッドコーポレーション=が、難しいコースセッティングと風の中を2バーディー、1ボギーの1アンダー71で回り、首位に2打差の3位と好位置につけた。3アンダー69を出した黄アルムが首位に立ち、1打差2位にアン・ソンジュ(ともに韓国)。2週連続Vを目指す河本結は1オーバー73で10位発進となった。
正確なショットを武器に金沢が難コースを攻略した。グリーンを外したのはわずか3ホールだけ。インスタートの13番で4・5メートル、4番で1・5メートルにつけてバーディー。8番こそ3パットのボギーとしたが、前週までフェアウエーキープ率1位の安定感も生きた。
「パーオン率がよかったのでこのスコアにつながった。大きなクラブになったらグリーンセンターを狙うようにしたのがよかった」
16年に日本学生選手権を制し、プロテスト合格は年齢が3つ下の黄金世代と同じ17年。今季は開幕から22、26位ときて、先週は予選落ちしたが、今週も3位発進と滑り出しは好調だ。元世界ランク1位の申ジエ(韓国)に学んだことが大きい。ここ5年間毎年オフの海外合宿に参加させてもらっており、今年は1月から1カ月、ベトナムで行った。
「まず練習姿勢。ジエさんが誰よりも一番練習している。技術では100ヤード以内の打ち方。アドレスで飛んでいくボールの高さのイメージを何度も何度も描くようにすると、その通りに飛んでいきやすいと教わった」
前週、米ツアーで優勝した畑岡と同じ茨城県笠間市出身で、国体で一緒に団体優勝したこともある。「奈紗ちゃんはすごい。私も頑張る」。今週はウェイティングによる繰り上げ出場で、優勝を果たせば昨季の香妻琴乃以来3人目の快挙となる。