「女子ゴルフ・スタジオアリス女子オープン・第２日」（１３日、花屋敷ＧＣよかわ＝パー７２）

　前日２３位のエイミー・コガ（２３）＝加賀電子＝がホールインワンの１イーグル、８バーディー、３ボギーのベストスコア６５をマーク。通算７アンダーとして、一気に単独首位に躍り出た。昨年のプロテストにトップ合格したハワイ育ちの日韓ハーフ。このまま初Ｖとなるか。１打差の６アンダー２位に申ジエ（韓国）と吉本ひかる、４アンダー４位に大会連覇を狙う鈴木愛ら５人が続いている。

　屈託のない笑顔、小麦色に焼けた肌、長身、日系ハーフ…。「ゴルフ界の大坂なおみ」との呼び声も高いコガが、ついに本領を発揮した。

　「今日はママも妹も、それに後援会の人たちも５０人乗りのバスに乗って応援に来てくれてたの。みんなが喜ぶプレーができたので、すご～いよかった」

　１番で２０ヤードのアプローチをチップインさせてバーディー発進すると、２番も２メートルにつけ連続バーディー。さらに３番パー３は１３７ヤードを９番アイアンでホールインワン。４番もバーディーで、スタート４ホールで５つもスコアを伸ばした。

　「ホールインワンは７回目。気持ちよかった」

　その後も２つ伸ばして単独首位に。「エイミーはショットの割にパットが入んない。入るようになったらヤバいですよー」と話していた通りの快進撃で、今季目標の「初優勝とシード権獲得」を一挙につかむチャンスが到来した。

　連戦の疲れもあるが「対策はいっぱい寝ることと、体が欲しがるものを好きなだけ食べること。ブラックサンダーにはまっています。こんなにおいしい物があるのかって感じ」。男子体操の金メダリスト・内村航平もごひいきのチョコレート菓子で栄養補給（！？）し、元世界女王・申ジエとの“最終組決戦”に臨む。