松山痛恨のダブルボギー「もったいなかった」 一時5アンダーも10打差に

 18番で第3打がバンカーから出ず、悔しがる松山英樹(共同)
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 「米男子ゴルフ・マスターズ・第3日」(13日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 14年ぶり5度目の優勝を狙うタイガー・ウッズ(43)=米国=が、6バーディー、1ボギーの67で11アンダーとし、首位と2打差の2位で最終日を迎えた。松山英樹(27)=LEXUS=は18番でダブルボギーを叩いたが68でまわり、3アンダー25位。同じく68を出したアマチュアの金谷拓実(20)=東北福祉大=は、1アンダーで39位とした。初優勝を目指すフランチェスコ・モリナリ(イタリア)が13アンダーで首位に立った。

 それさえなければ笑顔でいられたかもしれない。18番パー4、松山の第1打はフェアウエー右サイドへ300ヤードを超えるビッグドライブ。しかし、約150ヤード先のピンを狙った第2打は、無情にもグリーン右のバンカーに突っ込んだ。

 脱出に2打を要し、1メートル強のボギーパットも外して一気にスコアを2つ落とした。「もったいなかったですね。最後のダブルボギーがなかったらよかったと思うんですけどね」と唇をかんだ。

 今大会自身初のビッグスコアが出そうだった。3番までにバーディー2個。3、4番のボギーで「昨日までと変わらないな」と不安がよぎったが、この日は違った。6、7番で取り返し、11番は約3メートルを沈めてパー。13番からは怒とうの3連続でバーディーだ。

 大学の後輩から刺激を受けている。金谷が予選を突破した前夜は、自身の恩師でもある阿部監督に電話。本人に代わってもらい「よかったな。頑張れよ」と激励した。この日は2番終了後のスコアボードに自身と金谷の名前が同時に載ったのを確認した。

 一時は5アンダーまで伸ばしただけに、最後の最後が悔やまれる。「感触よりは結果が今日はよかったんで。このまま終われればなと思ってたんですけどね」。首位とは10打差に開いた。金谷と2人、最高の形で最終日を迎えたかったが、かなわなかった。

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