タイガー・ウッズ首位と2打差2位 タイガーチャージ魅せた!

 17番でティーショットを放つタイガー・ウッズ(共同)
2枚

 「米男子ゴルフ・マスターズ・第3日」(13日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 14年ぶり5度目の優勝を狙うタイガー・ウッズ(43)=米国=が、6バーディー、1ボギーの67で11アンダーとし、首位と2打差の2位で最終日を迎えた。松山英樹(27)=LEXUS=は18番でダブルボギーを叩いたが68でまわり、3アンダー25位。同じく68を出したアマチュアの金谷拓実(20)=東北福祉大=は、1アンダーで39位とした。初優勝を目指すフランチェスコ・モリナリ(イタリア)が13アンダーで首位に立った。

 自身への声援が高まるたびに、集中力を増していくようだった。6アンダーからスタートしたウッズは、5番でスコアを一つ落としたが勝負はここからだった。6番から3連続バーディーで勢いに乗ると、後半にも3バーディーを奪取した。

 先にスタートしたフィナウや、首位のF・モリナリが伸ばしていたのは知っていた。それでも「とにかくパッティングのしやすい位置にボールを運ぶ。できるだけピンの下にボールを置こうと集中できた」。この日の目標の2桁アンダーに乗せ、11まで伸ばした。

 ウッズの行くところは「ゴー!タイガー!」の声援が飛ぶ。当然聞こえているのだろうが、表情はピクリとも変えない。ただ、真っすぐにピン方向を見て、背筋を伸ばして優雅に歩く。強いタイガーがオーガスタにいる。

 昨年7月の全英オープンは最終日に一時首位に立った。同8月の全米プロは2位。9月のツアー選手権では5年ぶりの優勝を飾り、米ツアー通算80勝目を挙げた。いつ2008年に全米オープンを制して以来、11年ぶりのメジャー制覇を果たしても不思議ではない。

 それがマスターズなら05年以来、14年ぶり5度目になるが、最終日は異例のスリーサムで、モリナリ、フィナウと同組。悪天候が予想され1、10番からの同時スタートとなり、最終組も午前9時20分スタートが予定されている。

 「重圧はもちろんある。今も勝ちたい気持ちは何も変わっていない。いつもより少し早く心も体も準備する」とウッズ。マスターズ優勝4度の経験こそが、最強の武器だ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス