松山英樹見せ場なく32位「悔しい」 最終日もショットの精度回復せず
「米男子ゴルフ・マスターズ・最終日」(14日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)
2打差の2位で出たタイガー・ウッズ(43)=米国=が6バーディー、4ボギーの70で通算13アンダーに伸ばし、逆転で2005年以来14年ぶり5度目の優勝を果たした。メジャー制覇は08年全米オープン以来、11年ぶりで通算15勝目。松山英樹(27)=LEXUS=は72で通算3アンダーで32位。アマチュアの金谷拓実(20)=東北福祉大=は5オーバー58位、小平智(29)=Admiral=は6オーバー61位だった。
見せ場を作ることができないまま、19年のマスターズが幕を閉じた。大会前につかんでいた手応えが「ここに来て練習ラウンドをして(感覚が)ずれてしまったのが一番悔しい」と肩を落とした。
最終18番も第1打を左のバンカーに入れ、パーオンに失敗。アプローチも寄らず、ボギーフィニッシュで72。最終日になってもショットの精度は回復しないままだった。
3月末から1週間、風邪をひいて寝込んだ影響はないという。むしろ今週は練習できていたのに、ショットの不安定さを解消できなかったことが深刻だ。
「3カ月うまくいっていたものが、いきなり悪くなるということは何か原因があると思う。それをゆっくり考えて、次のメジャーではこういうことがないようにしたい」。32位フィニッシュは予選落ちした14年大会以来、最低の順位。5月9日開幕の全米プロまで1カ月を切った。悲願のメジャー制覇へ、残された時間は少ない。