タイガー・ウッズ世界ランク6位に浮上 東京五輪へ現実味
「米男子ゴルフ・マスターズ・最終日」(14日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)
2打差の2位で出たタイガー・ウッズ(43)=米国=が6バーディー、4ボギーの70で通算13アンダーに伸ばし、逆転で2005年以来14年ぶり5度目の優勝を果たした。メジャー制覇は08年全米オープン以来、11年ぶりで通算15勝目。松山英樹(27)=LEXUS=は72で通算3アンダーで32位。アマチュアの金谷拓実(20)=東北福祉大=は5オーバー58位、小平智(29)=Admiral=は6オーバー61位だった。
ウッズは14日付の世界ランキングで5年ぶりにトップ10に返り咲き、6位に浮上した。17年末の1199位から“V字回復”。米国男子で1位D・ジョンソン、3位ケプカ、5位J・トーマスに続く4番手となり、一つの国・地域から最大4人が出られる2020年東京五輪出場も現実味を帯びてきた。
五輪は20年6月下旬までの2年間で算出する世界ランクに基づいた五輪ランキングで出場資格が決まる。ウッズはゴルフの五輪競技への採用が決まる際、プレゼンテーションの映像に登場したほか、昨年には「米国のトップ選手の一員となれるところまで復活できたら快挙」と語るなど興味を示している。
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長もすかさずツイッターを通じ「次は東京五輪出場に集中して。東京で会えるのを楽しみにしている」とアピールした。