不惑の小田孔明、首位タイ浮上 強風の中でスコアまとめた!出水田ら若手に負けん

 「男子ゴルフ・東建ホームメイトカップ・第2日」(19日、東建多度CC名古屋=パー71)

 4位から出た2014年賞金王の小田孔明(40)=プレナス=が11番からの4連続を含む7バーディー、3ボギーの67を出し、通算10アンダーでデービッド・オー(米国)と並んで首位に立った。1打差3位に星野陸也、さらに1打差4位に出水田大二郎、貞方章男ら4人がつけた。初日130位の72歳、尾崎将司は腰痛のため途中で棄権した。

 強風の中でお手本のようなゴルフを展開した。インから出た小田孔は第2打を2メートルに乗せた11番から14番まで4連続バーディー。前半で貯金を作ると、風速が増した後半アウトは耐えてイーブンパーにまとめ、昨年11月のダンロップフェニックス初日以来となる首位に立った。

 「疲れたっす。後半はヤバかった。風の中のゴルフ?いやもう安全な方、安全な方にいくしかない。セカンドがピンに近ければ狙うし、遠ければ真ん中に打っていく。今日はそれさえも難しかったけどね」

 昨年40歳になり新境地開拓に挑戦している。オフには自分を慕ってくる若手の出水田、香妻らと宮崎で合宿し、例年の倍近い50ラウンドの実戦練習を行った。「(出水田)大二郎が頑張っているから負けたくないなとは思う。(マスターズで優勝した)タイガーにはなれないけど、(同大会5位の)モリナリくらいのゴルフはしたい」と自負を見せた。

 用具も今季からアイアンのシャフトをカーボンに替えるなど、どん欲にいいものを探している。「40歳を過ぎたら軽めの簡単なクラブでいい球が出ればいいと思ったから。楽に振れますよ。ドライバーも替えて飛距離が出るようになったので、その分楽かな」と手応えを口にした。

 今大会は09、10年連覇、13年2位、14年3位の実績が光る。「明日(第3日)もいいゴルフができたら、最終日は計算しながらやりたい。今週に限ってはそんなに崩すことはないと思う」。控えめな男が見せた自信。5季ぶりの優勝はなるか。週末の復活劇が楽しみになってきた。

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