畑岡奈紗首位守れず2位 V逃すも全米女子OPへ手応え
「米女子ゴルフ・ピュアシルク選手権・最終日」(26日、キングズミル・リゾート=パー71)
首位から出た畑岡奈紗(20)=森ビル=は4バーディー、2ボギーの69で通算15アンダーの2位だった。初日から首位の24歳、ブロンテ・ロー(英国)が67で17アンダーに伸ばしてツアー初勝利を挙げた。野村敏京は通算8アンダーで21位、横峯さくらは2アンダーで55位、山口すず夏は2オーバーで68位だった。
パー4の18番。ラフからの第2打がピンをかすめて1メートル半に止まり、畑岡の表情が崩れた。楽々のバーディーで締め、米ツアー4勝目には届かなかったものの昨年と同じ2位。「今年は落ち着いてプレーできた」と振り返った。
前半は2バーディー、2ボギーと苦しんだ。最終組で並んでスタートしたローと対照的にティーショットがぶれて後退。ただ、下を向くことなく後半はボギーなしと粘った。
最終日のパーオンが4日間で最少の13ホールと勝負どころでショットが乱れたことは課題だが、4日間でわずか3ボギーと実力は示した。30日にメジャー第2戦の全米女子オープン選手権が開幕。弾みがつく好結果に「自信を持って臨める」と前向きな言葉を並べた。