原英莉花が自身初の単独首位発進“出遅れ”黄金世代の美人プロ「集中すれば勝てる」
「女子ゴルフ・リゾートトラストレディース・第1日」(31日、グランディ浜名湖GC=パー72)
スレンダー美人プロとしても人気の原英莉花(20)=日本通運=が6バーディー、ボギーなしの6アンダー66をマークしてトップに立った。今季初優勝を挙げている河本結、渋野日向子が1打差の5アンダー67で2位。黄金世代の3人が上位を占めた。幡野夏生、野沢真央、小貫麗がさらに1打差の4アンダー68で4位に並んだ。
イケイケゴルフが持ち味の原英が“大人”のプレーを見せた。ピンばかりを狙わずに安全にグリーンをとらえ、長めのパットを沈めていく。1番で6メートルを入れて流れをつかみ、9番も6メートル。18番は4メートルを決めて単独首位に浮上した。
初日トップ発進は昨年スタンレーの首位タイがあるが、単独は初めて。「今日は不安なくパットできているのが好スコアにつながった。自分が思うナイスプレーではないけど、結果として少ないスコアで上がれた」と冷静に振り返った。
合計パット数は28で1パットは8回。安定感抜群のパッティングを支えたのが師匠のジャンボ尾崎将司が見立て、4月のKKT杯バンテリンの会場に送ってくれたマレット型パター(オデッセイ・EXOロッシー)。翌々週のパナソニックから試合に投入し、グリーン上での悩みが解消したという。
同時にジャンボから「始動時に1個動作を入れろ」という注意書きが届き、それからフォワードプレスを導入。「ハンドファーストにしてスムーズに動き出せるようになった。このパターを使い始めてからフィーリングがよくなった」
原英の魅力は平均250ヤードのロングドライブだが、スコアを作るのはやはりパッティング。今季はバンテリンとほけんの窓口で優勝争いに加わりながらもともに4位。黄金世代の中で出遅れ感があるだけに、今週に懸ける気持ちは人一倍で「(今週は)しっかり1打に集中できれば勝てると思う」。自分に言い聞かせるように話した。