比嘉71で首位キープ 恵みの雷雨…中断前2つ落とすも再開後ナイスカムバック
「米女子ゴルフ・全米女子オープン・第2日」(31日、サウスカロライナ州CCチャールストン=パー71)
悪天候による中断で31日の日没までに競技を終えられなかった45人が、第2ラウンドをホールアウトした。31日に4バーディー、4ボギーの71で回った比嘉真美子(25)=TOYO TIRES=が通算6アンダーで首位を守った。勝みなみは通算イーブンパーの23位。前週の米ツアーで2位の畑岡奈紗は76と大きく崩れ、通算6オーバーの89位で予選落ちした。
比嘉には恵みの雷雨になった。後半の4番グリーン上で中断があったものの、間もなく再開。中断前は12ホールで2つ落としていたが、再開直後に3メートルのバーディーパットを決め、その後の5ホールで第2ラウンドをパープレーに戻すことができた。
「このコンディションの中をイーブンで回ることができた。中断後にカムバックしてこられた。本当に良かった」。単独首位に立った前日に負けず劣らずの笑顔を見せた。
かぎになったのはやはりパッティング。バーディーを奪った5番と9番はいずれも4メートルを沈めた。ピンチだった16番と18番も3~4メートルを決めてしのぎ、「もうパットが本当に80%、70%を占めるくらいの活躍だった。(厳しい状況での)パーパットもバーディーに匹敵するくらい価値があった」と振り返った。
首位の緊張感は少しずつ両肩にかかってきている。「今日は本当に、けっこうぐったりしてしまった。早く帰ってゆっくり休みたい。今できることは、コンディションを整えて、自分を信じてプレーするだけ。順位とかスコアとかは考えずに、とにかく比嘉真美子というプレーヤーのゴルフができるように頑張りたい」と話した。