池田勇太11年連続V 15年連続のジャンボに次いで史上2位

 「男子ゴルフ・ミズノオープン・最終日」(2日、ザ・ロイヤルGC=パー72)

 池田勇太(33)=フリー=が今季初、通算21勝目を挙げた。5バーディー、4ボギーの71で回り通算7アンダー。途中からチャン・キム(米国)との一騎打ちになったが、1打差で逃げ切った。ツアー優勝は2009年から11年連続となり、これは尾崎将司の15年連続に次ぐ2位タイ。同時に全英オープン選手権(7月)の出場権も5年連続(8回目)で獲得した。

 池田の優勝を支えたのは、L字形のパターだった。かつては全盛時のジャンボ尾崎が使っていたが、芯が小さく、繊細なタッチが求められることから、今では海外を含めてプロでもほとんど使い手がいない。だが、池田は「打ちたいところにポンと球を打ち出せる」と、国内開幕戦の東建ホームメイト杯から使い出した。

 使っているのは、ジャンボの通算90勝達成記念パター。25年ほど前に発売されたモデルで、池田はネットオークションで買い、コレクションしていた。「本当はオリジナルのまま持っていたかった」と言うが、長さや重さを少しずつ微調整してリメーク。4番パー3ではグリーン左カラーからそのパターを持ち、下りの5メートルを慎重にタッチを合わせてねじ込んだ。

 ツアー史上最長8016ヤードのコースで、第3ラウンドはこの会場で行われた大会としては最少記録となる66をマーク。だが、予選2日間と最終日は実質7600ヤード台で行われたことが不満で「来年は8000ヤードの設定で、自分の記録を抜きたい」と力を込める。「メジャー出場は一つのステータス。今年は出られないかと寂しかったが(全英出場が決まって)ハッピー」。L字パターの技術をさらに磨いて、英国に向かう。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス