堀川未来夢、初Vへ首位死守 計24ホール乗り切り2位に3打差「勝ちたい」
「男子ゴルフ・日本ゴルフツアー選手権森ビル杯・第3日」(8日、宍戸ヒルズCC=パー71)
第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、ツアー未勝利の堀川未来夢(みくむ、26)=Wave Energy=が計24ホールを回り、通算12アンダーで首位を守った。2位ガン・チャルングン(タイ)とは3打差。初日から一度も首位を譲らず、僅差で首位を争っていた17番でイーグルを決め、初優勝へ大きく前進した。1カ月ぶりの復帰戦だった石川遼は予選を通過し、通算イーブンパーに戻して31位につけた。
第3ラウンドの17番パー4。1打差で首位に立っていた堀川が、残り193ヤードの第2打でミラクルショットを放った。6番アイアンにはじかれたボールはピンの約1メートル手前でバウンドし、そのままカップへ。後続を突き放した一打に「狙った通りに飛んでいったが、まさか入るとは…」と思わず口元を緩めた。
7日までに同組だった2人が相次いで棄権し、この日に13番から再開した第2ラウンドは文字通りの一人旅。「(他選手から)グリーンの速さなどを参考にできないし、ホールを終えても前の組が次のホールで待っている。難しかった」
それでも、第2ラウンドの残り6ホールでスコアを一つ伸ばし、第3ラウンドのスタートまでに約2時間30分の睡眠で体力を回復。この日の計24ホールを1イーグル、3バーディー、2ボギーで乗り切った。
2位に3打差をつけ独走態勢で迎える最終日。初優勝へ向け、「勝ちたい」と力強く言い切った。