イ・ボミ久々スマイル発進…首位と2打差3位 412日ぶりに記者会見登場
「女子ゴルフ・サントリー・レディース・第1日」(13日、六甲国際GC=パー72)
不振にあえぐ元賞金女王のイ・ボミ(30)=韓国=が6バーディー、1ボギーの今季自己ベストスコア67をマークし、首位と2打差の3位につけた。7アンダー首位はイ・ミニョン(韓国)。1打差2位に新垣比菜が続き、イ・ボミと並ぶ3位に鈴木愛、竹内美雪、金沢志奈。全米女子オープン5位の比嘉真美子は4アンダー7位で発進した。
今季は出場11試合で33位が最高。予選落ち4回、賞金ランク76位と、このままでは来季シード権の確保すらままならないイ・ボミ。しかし、ようやく光が見えてきた。
「今日は一日、いいゴルフができました」と少し照れながら久しぶりのインタビュー席に着いた。昨年4月27日、サイバーエージェントレディス初日に68で首位と1打差3位で発進した時以来、実に412日ぶりの記者会見場登場だった。
「ティーショットに安定感があった。フェアウエーを外したのは3回だけで、いいところから第2打を打てたのでアイアンショットもピン近くに行って、パットも決まってくれた」。出だし1番で3メートルをものにすると、4番ではピンそば30センチにつけてOKバーディー。その後も4つのバーディーを奪い、ボギー1つに収めた。
前週から韓国の五輪メダリストなどを手掛けるメンタルコーチとの会話を始めた。「メンタルレッスンを受ける段階ではなく、ピークを過ぎた選手、引退を迷う時期のアスリートたちがどう乗り越えていったかを聞いたりしているところ。でも少し気持ちが楽になった部分はあります」
15、16年と2年連続で賞金女王。きっかけさえつかめば、技術はまだ衰えていない。最終日に最高のボミスマイルを見られるか。