松山英樹悔い残る21位…ショットに迷い 7月の全英OPへ「とことん練習」
「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・最終日」(16日、ペブルビーチ・リンクス=パー71)
35歳のゲーリー・ウッドランド(米国)が通算13アンダーでメジャー初勝利(米ツアー4勝目)を挙げた。4バーディー、2ボギーの69で逃げ切り、賞金225万ドル(約2億4500万円)を獲得。ブルックス・ケプカ(米国)は3打差の2位で、114年ぶりの大会3連覇はならなかった。23位で出た松山英樹(27)=LEXUS=は通算2アンダーでタイガー・ウッズ(米国)らと並ぶ21位だった。
悔いを残したメジャー3戦目だった。松山のショットは、チャンスを量産した一方でミスも目立った。強い海風や傾斜の強いフェアウエーなどから、自信を持てない一打がピンチを招いた。「精神的にも全然駄目だし、そういう(状況に応じた)ショットを打てる技術もなかった」
最終日、最初のバーディーを奪った直後の6番だ。全選手の平均スコアで最も易しい数値の出ているパー5で、ティーショットから2度続けて太平洋が広がる右へ曲げた。トリプルボギーに「もっとやることを決めてからアドレスに入れば良かったが、構えてからも少し考えている。その結果」と反省した。
パットは上々だっただけに、ミスショットのダメージが際立った。今季最後のメジャー、7月の全英オープン選手権は約1カ月後。「自信を持てるところまでとことん練習する」と言い切った。