畑岡奈紗40人抜き14位 バーディー量産「全て発散した」
「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・最終日」(23日、ヘーゼルティンナショナルGC=パー72)
22歳のハンナ・グリーン(オーストラリア)が72で回り、通算9アンダーでメジャー初勝利、米ツアー初Vを挙げた。初日からの首位を守り切る完全優勝だった。畑岡奈紗(20)=森ビル=は7バーディー、ボギーなしで今大会最少の65をマーク。通算2アンダーに伸ばして40人を抜き、14位まで上がった。横峯さくらは60位だった。
畑岡が猛チャージで締めた。首位と14打差からスタートし、吹っ切れたかのようにバーディーを量産。前半の11番を皮切りに、最終9番で10メートルのパットを沈めて7つ目のバーディーを奪うと力強くガッツポーズを作った。
うまくいかないプレーに怒りをあらわにした前日のプレー後、練習をせずにショッピングモール内の絶叫系ジェットコースターに乗った。「全てを発散した感じ。3日間のことを忘れられた」。
優勝したグリーンは、アマチュア時代からの友人。祝福の“ウオーターシャワー”にも加わり「友達のハンナが優勝してうれしい。自分も勝てるように頑張りたい」。次のメジャーはエビアン選手権(7月25~28日・フランス)となる。