宮里美香“台風の目”に変身 67で3打差4位浮上
「女子ゴルフ・アース・モンダミンカップ・第2日」(28日、カメリアヒルズCC=パー72)
米ツアーから今季日本に主戦場を移した宮里美香(29)=NTTぷらら=が1イーグル、5バーディー、2ボギーの67で回り通算8アンダー、首位と3打差4位で決勝ラウンドを迎える。11アンダー首位は申ジエ(韓国)。1打差2位に大城さつき、さらに1打差3位に原英莉花が続いている。ツアー史上2人目となる3週連続Vを狙う鈴木愛は2アンダー26位に後退した。
沖縄地方から北上して来た台風3号が、試合会場の房総半島の横をすり抜け温帯低気圧に変わった。その28日午後3時。那覇市で生まれ育った宮里美香が“台風の目”に変身した。17番パー4。残り92ヤードの第2打を51度のウェッジで放り込みイーグル。V圏内で週末に突入だ。
09年から米ツアー参戦、12年に1勝を挙げた。昨秋日本ツアーQTを初受験し、今季開幕から国内本格参戦が始まった。「目標は勝つこと。季節も暖かくなって自分の思うようにスイングできるようになってきた。ゴルフがよくなってきている。自信がついてきました」。10、13年と日本女子オープンを2度制した大物食いでもあるだけに、このV賞金3600万円のビッグトーナメントとも縁があるのかもしれない。