星野陸也、うれし恥ずかし今季初V 前日の予想的中!悪天候で最終日中止
「男子ゴルフ・ダンロップ・スリクソン福島オープン・最終日」(30日、グランディ那須白河GC=パー72)
降雨によるコースコンデション不良で最終日の競技が中止となり、3日目に通算20アンダーで単独首位に立っていた星野陸也(23)=フリー=が今季初優勝、通算2勝目を挙げた。規定により加算される優勝賞金は75%の750万円。昨年覇者の秋吉翔太が2打差の2位。石川遼は通算10アンダー29位だった。
うれし恥ずかしの今季初優勝だった。梅雨前線の影響による豪雨がやまず、午前10時40分に最終日の競技中止が決定。星野はロッカールームに向かう途中でアナウンスを聞き、自分が優勝したことを知った。
「正直4日間やってビッグスコアを出して優勝するのがいいんですけど、2勝目できてうれしいです」
半分予想していた優勝だった。通算20アンダーで単独首位になった前日のホールアウト後「今日が中止になるかもというのは頭にあった」と話したが、その通りの結末に「調子も良かったし(競技をやっても)優勝する自信はあった。今なら何でも言えるけど」と笑ってみせた。
身長186センチの大器は昨年にツアー初優勝。今季は出場8試合目で早くも頂点に立った。今後は10月に千葉県で日本初開催される米ツアー、ZOZO選手権への出場権獲得、さらに初の賞金王が目標。「目の前の一つ一つをクリアしていきたい」。まずは次週のメジャー第2戦、日本プロ選手権(鹿児島)で2週連続Vを目指す。