92年度生まれ仲良し3人娘が奮闘 父・工藤監督から助言効果?遥加イーグル3位

 「女子ゴルフ・サマンサタバサ・レディース・第2日」(20日、茨城県イーグルポイントGC=パー72)

 黄金世代に負けるな!とばかり、1992年度生まれの3人がスコアを伸ばした。ツアー初優勝を目指す工藤遥加(26)=セガサミーHD=が1イーグル、3バーディー、ノーボギーの67で回り、通算9アンダーで首位と3打差の3位。青木瀬令奈と成田美寿々も通算8アンダーで4位につけた。一方、98年度生まれの黄金世代、小祝さくらは首位と2打差の2位でツアー初優勝を視野に入れた。

 安定したショットを続けた工藤が同組の青木や、成田とともに優勝争いへ加わった。4番パー4の第2打。残り90ヤードのラフからピンの約2メートル手前に落とすと、ボールはそのままカップイン。「まさか入るとは」と驚くイーグルで弾みをつけた。

 昨年のQTで208位に沈み、今季は出場できる試合が限られている。ショットが乱れ、目標も見つけられなかった5月頃、父でプロ野球・ソフトバンクの工藤公康監督から「バットの素振りを一日1000回やってみたら?」と助言された。

 ゴルフ練習用のバットでスイングを重ねるうち、悩みは消えた。「飛距離は出るので、そこを伸ばさないと。シンプルな考えが良い方向にいった」

 同い年でプロ同期の青木とは楽しく話しながら、「ショットは瀬令奈の方が良かった」と刺激も受けてプレー。女子ゴルフ界は前週までの19戦のうち6勝と黄金世代が席巻。ただ、今大会は「仲の良さはツアー一」と青木が自賛する92年度生まれの健闘が目立つ。

 最終組の前で青木らと回る成田は「最終日に同じ組で優勝争いできれば、とずっと言ってきた」と逆転Vを誓う。自身5年ぶり2度目の最終日最終組となった工藤も「楽しみ。意識せずに回りたい」と無欲で初優勝を目指す。

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