安田祐香 初のメジャー挑戦でローアマ獲得 最終日にはスコア落とすも充実感
「米女子ゴルフ・エビアン選手権・最終日」(28日、エビアン・リゾートGC=パー71)
安田祐香(18)=大手前大1年=が初のメジャー挑戦でローアマを獲得した。1バーディー、5ボギーの75と崩れ、通算イーブンパーの37位。アマチュアでは、もう一人のスイス選手と同スコアで終えた。67で回った高真栄(韓国)が通算15アンダーで3位から逆転優勝し、賞金61万5千ドル(約6700万円)を獲得した。4月のANAインスピレーションに続くメジャー2勝目で米ツアー通算5勝。
安田は疲れのためかショット、パットとも決まらず、スコアを4つ落とした。雨でフェアウエーが柔らかく、ショットの感覚が少し狂ったという。それでも堂々と初メジャーを終え「予選通過を目標にしていたので、クリアできてホッとしたし、トップ選手と戦えてすごくうれしかった」と充実感を漂わせた。
収穫はラフに打ち込んだときの対応不足に気づかされたこと。トッププロはラフからも平然と打つ。「みんな手首が強い。自分はティーショットのミスのリカバリーがまだまだ」と振り返った。
手にしたものは、もう一つ。今大会と次週の全英女子オープンで予選を通ったら犬を飼うことを許してもらえると、父親と約束していた。「実はローアマを取っても飼うということになっていて…。楽しみです」。ポメラニアンかトイプードルが欲しいという。
「来週も予選通過して、約束を確実にしたいな」。18番パー5で取ったベタピンバーディーの流れを、そのまま英国に持ち込む。