渋野やっべぇぞ2位!勢い止まらん69 「ふざけてる感じ」から「だんだん緊張」
「女子ゴルフ・AIG全英女子オープン・第2日」(2日、ウォバーンGC=パー72)
海外戦初体験の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が4バーディー、1ボギーの69と3つ伸ばし、通算9アンダーにして2位を守った。首位のアシュリー・ブハイ(南アフリカ)まで3打差で決勝ラウンドを迎えた。日本勢は前週のエビアン選手権でローアマを獲得した安田祐香ら5人が65位までの予選ラインを通過。畑岡奈紗ら3人が姿を消した。
渋野の勢いが止まらない。第2日は前半で2つ伸ばし、後半はボギーなしで回って69。自身のプレー終了時点では首位で「やっちゃってますね~」と照れながら報道陣の前へ現れた。
「キャディーをしてくれているコーチとふざけてる感じで回ってる。でも、パターが入って変な(上の)順位に行くじゃないですか~。やっべぇなあと思って、だんだん緊張してきた」
常に強気で攻め、気持ちがボールに乗っかっている。17番パー3の第1打はダフった当たりだったが、直接奥のバンカーまで飛んでいったほど(結果はパーセーブ)。パッティングもほとんど強めに打てている。
ホテルに戻ると日本で食べている駄菓子を手に、好きな芸能人の動画を見て寝る。するめの駄菓子はプレー中も食べていて、現地では「彼女はいったい何を食べているのか」と話題にもなっている。
昨年の今ごろは日本でプロテストを受けていて「いつレギュラーツアーの試合に出られるかなと思っていた」。1年たってメジャーで決勝ラウンドを戦う存在になった。それでも「残り2日間は特に欲張らず、上位に入って来年の出場権を得られる順位にいたい」と気負いはない。
「将来、海外でプレーしたい気持ちはまったくない。日本がいい。でも、日本ではできない経験を今できているので、それをしっかり楽しみたい」。第3日もマイペースだ。