「女子ゴルフ・ニトリレディース・第３日」（３１日、小樽ＣＣ＝パー７２）

　４位から出た渋野日向子（２０）＝ＲＳＫ山陽放送＝は５バーディー、４ボギーの７１でまとめ、通算６アンダー４位をキープ。連続オーバーパーなしを２７ラウンドに伸ばし、アン・ソンジュの最長記録２８にあと１と迫った。最終日は同記録到達で逆転の今季３勝目を目指す。鈴木愛、アン・ソンジュが通算８アンダーで首位。アマチュアの安田祐香（大手前大１年）は通算７アンダーで３位につけ、最終日に史上７人目のアマチュア優勝を狙う。

　１８歳の安田が史上７人目、日本選手では１６年日本女子オープンの畑岡奈紗以来５人目のアマチュア優勝のビッグチャンスを迎えた。

　この日は１３番までに５バーディーを奪い、一時は通算１０アンダーで単独首位に立ったが、競技再開直後に１５番で１メートルのパーパットを外し、負の流れを引きずったまま１６番で第２打を池に入れてダブルボギー。「いつも中断の後よくないので、もったいなかった。中断がなかったらよかった」と唇をかんだ。

　それでも最終日は首位に１打差３位で臨む。上にいるのは鈴木愛、アン・ソンジュの元賞金女王だが「自分は自分。３日間いいプレーができているので、それを続けられればいい」。優勝を達成すれば即プロ転向の意向だ。