渋野日向子、シンデレラスマイル戻った“ポンコツ返上”へ8位発進!重圧から解放
「女子ゴルフ・デサントレディース東海クラシック・第1日」(20日、新南愛知CC美浜C=パー72)
久しぶりにいい気分!渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は5バーディー、2ボギーの69で回り、首位と6打差の8位につけた。第1ラウンドにおける今季最多7982人の大ギャラリーに目を丸くしながら「自分らしいゴルフができた」と笑顔の発進だ。申ジエ、李知姫(ともに韓国)が大会コース記録タイの63をマークして首位。1打差の3位に木村彩子が続いている。
南愛知で“ポンコツシブコ”返上だ!奪ったバーディーの数は前週の初日と同じ5つでも、渋野の表情は明らかに違う。キラッキラのシンデレラスマイルが戻ってきた。
「久しぶりに自分らしいゴルフができた。いい気分。(全英出場を決めた6月の)アース・モンダミン杯以来ですかね。あの最終日、風の強い中、楽しくやってた、あれ以来」
原英莉花、新垣比菜との同学年トリオというペアリングもよかったが、メジャーVから帰国して以来のプレッシャー、連続オーパーパーなし記録を続けた重圧、日本女子プロ選手権という公式戦の重み…。それらから解放されて迎えた新たな戦いに、しおれかけていた心身が生き返ったのだろう。
2番パー4で第2打をピン手前2メートルにつけ、バーディー先行。4番パー3ではグリーン奥のギャラリーに打ち込み、寄らず入らずのボギーをたたいたが「あれ?どんなボギーだったっけ?あ~っ、そうじゃ、そうじゃ!」と、内容を思い出す時には思わず岡山弁が飛び出した。
記録の残る1988年以降では大会史上でも、今季のツアーでも、ともに初日では最多の7982人の観衆に囲まれた。「ビックリしましたねー、初日から。人、人、人でしたもんねー」
後半も12、15番のパー5はともに2オンに成功し、バーディー奪取。「ある程度は期待に応えるプレーができたかなと思う。楽しくできたし、素直に1打に集中してやれた」と振り返った。
16番では痛恨の3パットでボギーとしてしまい「あ~、思い出したら腹立つわ!でも、それも自分らしさ」とシブコ節。首位に6打差をつけられた優勝争いに参加するには「明日も60台は必須」と話した。そして「昨日(19日)の晩は名古屋メシ。うなぎ食べましたよー」と愛知県民への配慮!?も忘れなかった。