安田祐香が15位でベストアマ 劇的V渋野と同組で刺激“積極性”学んだ!
「女子ゴルフ・デサントレディース東海クラシック・最終日」(22日、新南愛知CC美浜C=パー72)
アマチュアの安田祐香(19)=大手前大1年=が2日連続の60台となる69をマークし通算8アンダーで15位と健闘した。逆転優勝した同組の渋野から積極性を学んだというトップアマは、10月3日に開幕する日本女子オープン選手権(三重県白山ヴィレッジGC)の目標を優勝に設定した。
2日目の68に続く2日連続60台のスコアにも、安田は不満を口にした。「ショットはすごく良かったのに、(チャンスを)5回くらい外した。今日は自分の日じゃなかった。イメージ通りにいかなかったことは残念」
見せ場は作った。15番のイーグルだ。残り約30ヤード、グリーン右手前バンカーからの第3打。ピン手前約3メートルに落とすと、ゆっくり転がった球はピンに当たり、カップへ落ちた。
前日まで20位で並んでいた渋野らとの同組で、多くのギャラリーを引き連れた。間近で感じたのはトッププロの積極性。「(パットが)上手な選手はカップを越える。そういうゴルフをしないと優勝できない」と学んだ。
11月の最終プロテストを受験予定。あるいは、それまでのツアー大会で優勝すればプロ転向が可能だ。アマで最後のメジャー大会となるかもしれない10月の日本女子オープンへ「優勝もしたいが、次につながるゴルフをしていたらレベルが上がる」と目標を掲げた。
ホールアウト後には、ファンへのプレゼント用の直筆サイン入り缶バッジを渋野から手渡された。「もらっていいんですか?って聞いちゃいました」。新たな宝物を手にするたび、積極性を思い出すに違いない。