石川遼 2位から5位に後退も首位に3打差「今日は悪くない」
「男子ゴルフ・パナソニックオープン・第3日」(28日、東広野GC=パー71)
1打差2位から出た石川遼(28)=CASIO=が6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算11アンダーの5位となった。64をマークした武藤俊憲が通算14アンダーで首位。1打差2位に今平周吾、さらに1打差3位にJ・ジェーンワタナノンド(タイ)とミゲル・カルバリョ(アルゼンチン)が続く。
石川がナイスカムバックだ。二つ伸ばして迎えた後半10番パー4で4オン2パット。よもやの“素ダボ”でつまずくと、続く11番もボギー。「切り替えようと必死だったが、11番の1打目は体の動きが悪かった」と振り返る。それでもズルズルと失速しそうな展開を12番パー5でバーディーを奪って踏ん張ると、ラストは3連続バーディーで締め、優勝を狙える位置で第3ラウンドを終えた。
前日の第2ラウンドはコースレコードに並ぶ62をマーク。「ビッグスコアの後は差が出てしまうことが多かった。不安はあった」と明かし、「昨日と同じように淡々とやれた。今日は悪くない」と68のスコアに及第点を与えた。
3打差5位で迎える最終日へ、「3日間のツケがまわってくる。1日1打負けているということなので、それを(最終日の)1日で取り返すのは難しいが、明日は明日という気持ちでやりたい」と闘志。今季3勝目へ「そこを目指していきたい」と力強く言い切った。