石川遼18位発進…5ボギーと荒れた内容 アイアン不調「遠ざかりすぎ」

 「男子ゴルフ・トップ杯東海クラシック・第1日」(3日、三好CC=パー71)

 賞金ランキング1位の石川遼(28)=CASIO=が5バーディー、5ボギーの荒れた内容ながらイーブンの71で回り、18位で発進した。ともに今季ツアー初勝利を挙げた堀川未来夢と比嘉一貴が67で首位。アマチュアの木村太一(日大3年)が首位と2打差の7位につけた。

 最後までショットに苦しんだ石川は「アイアンが一度も2メートル以内につかなかった。風が強いと遠ざかるものですが、それにしても遠ざかりすぎた」と疲れた表情だった。

 インスタートで、出だしからけちがついた。10番パー4はフェアウエー中央から残り120ヤードの第2打が、グリーンを飛び越え奥のバンカーへ。目玉から出したが、約3メートルのパーパットを外した。

 「明らかな逆風だと思った。いいティーショットで、2打目もOK(バーディーの位置につけられる)くらいの手応え。ボギーになる内容じゃないのにボギー。バーディーで出るのとボギーで出るのとは違う」

 珍しく2度も3パット。時折、5メートル以上の風が吹き、風向きも例年とは逆。例年とは異なるカップの位置にも苦戦した。16番、4番でロングパットを決めて何とかイーブンで終えたが、石川の頭に刷り込まれていたコースの印象は、がらりと変わった。2日目は明け方にかけて降雨の予報。水を含んだフェアウエーやグリーンに、どう対処するか。

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