渋野日向子5アンダー7位発進 ショット手応え「今年一番」
「女子ゴルフ・日本女子オープン・第1日」(3日、白山ヴィレッジGC=パー72)
今季国内メジャー2勝目を目指す渋野日向子(20)=RSK山陽放送=はショットが復調し、8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの5アンダー7位と好位置につけた。同組で回った畑岡奈紗も5アンダー67で7位と2年ぶり3度目の優勝へ視界良好。岡山絵里、ペ・ヒギョンが8アンダー64をマークして首位に並んだ。
8個もバーディーを奪った。1ペナもあった。木に命中もあった。渋野がリスク承知の攻撃ゴルフで首位に3打差7位発進。「今日は今年で一番ショットの調子がよかった。チャンスについたところでパットも決められた」と手ごたえ十分で振り返った。
今週コース入り後に受けた青木翔コーチのアドバイスを生かした。アドレスが右を向いていたのを修正したのだが、1番でいきなり第2打を2メートルにつけてバーディー。4番も奥1メートルに乗せショットへの自信を取り戻した。
もちろん安全策を取らなければ失敗もある。2オン狙いの6番パー5は第2打をつま先下がりのライから“逆球”の引っかけが出て左ペナルティーエリアに打ち込み、ダブルボギー。9番も第2打で前方の木越えを狙ったが、左足下がりから球が上がらず木に当たってボギーをたたいた。
それでも切り替えの早さはお手のもの。「ダボは前半だったし仕方がない。木に当たった時も、そうなるよなって感じ」と後に引きずることなく、7、8番、10、11番でバーディーを奪い“バウンスバック”に成功した。
予選ラウンドは畑岡、柳簫然の歴代チャンピオンと同組で「楽しく回れた。2人ともうまいので見て学びたい」と発憤材料にする。首位との3打差を追いかける2日目も同じ顔ぶれで青木コーチは「ダボを打とうがどんどんバーディーを取ればいい。渋野らしいゴルフをしてくればいい」とゲキ。「この調子でいけばあと3日間でスコアは出せる。しっかり攻めていきたい」。最後まで攻めて頂点を奪い取る。