渋野日向子、イライラ7位 得意のパットで苦しむ「入ったのが一つだけではね」
「女子ゴルフ・日本女子オープン・最終日」(6日、白山ヴィレッジGC=パー72)
首位から出た畑岡奈紗(20)=森ビル=が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算18アンダーで2年ぶり3度目の優勝を果たした。3週前の日本女子プロ選手権以来、日米通算8勝目でメジャー通算4勝目。大里桃子と岡山絵里、柳簫然(韓国)が通算14アンダー2位。渋野日向子は通算9アンダー7位だった。
「情けないです」。渋野はそう言って目線を下げた。首位との6打差大逆転を目指してスタートしたが、得意のパットで苦しんだ。ショットは切れているのに、入れたい距離が入らない。「イライラしてましたね。ストロークは悪くないのでライン読み」と悔しそうに口をとがらせた。
確かにフラストレーションがたまる内容だった。1番から13番までずっとパー。ようやく14番で2メートルが入って初バーディーも続く15番でボギー。「入ったのが一つだけではね」とやれやれという表情で振り返った。
それでも目標とする賞金女王争いでは、トップの申ジエが13位にとどまったため、わずかながら差が縮まった。「もう少し上位に入りたかったけど、少しでも差が縮まったのなら残り試合もっと頑張りたい」と自分に言い聞かせるように話した。