松山英樹 ここで勝つ!米ツアー初日本開催「日本のみなさんの応援が力に」

 「男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ」(24日開幕、アコーディア習志野CC=パー70)

 男子ゴルフの日米両ツアー共催で初めて行われるZOZOチャンピオンシップ(24~27日、賞金総額975万ドル=10億5300万円、優勝175万ドル=1億8900万円)の公式記者会見が22日、会場の千葉県印西市のアコーディア習志野CCで行われた。日本勢からは今年日本で初めての試合となる松山英樹(27)=LEXUS、今季国内ツアー2勝の石川遼(28)=CASIO、昨季日本ツアー賞金王の今平周吾(27)が意気込みを語った。

 2年2カ月も見放されているツアー6勝目に向け、松山が言葉に力を込めた。「自分の国でやるのはうれしい。ここで勝ちたい気持ちが強い」。米ツアーの試合とはいえ、初の自国開催。表情にもリラックスした雰囲気をたたえた。

 2016年と17年に米ツアーで2勝ずつ挙げ、一時は世界ランクを2位まで押し上げた。日本人初のメジャー制覇は時間の問題と思われたが、17年8月の世界選手権シリーズ・ブリヂストン招待で2位に5打差をつけ圧勝してからは、左手親指痛などのけがもあり、プレーに精彩を欠くことが多かった。9月中旬から始まった19-20年シーズンでは自身初戦のセーフウェーオープンで予選落ちした。

 それでも前週のCJカップ(韓国)で最終日に65を出して3位に入った。復調して迎える帰国戦だけに、本人も周囲も期待がふくらむ。この日の練習には、朝から冷たい雨が降り続く中、1万1063人もの大観衆が押し寄せた。この多さには松山もびっくりで「日本語で応援されるのは少ないので、すごくうれしい。日本のみなさんの応援が力に変わることに期待したい」と話した。

 この日、第1日、第2日の組み合わせが発表され、メジャー3勝のジョーダン・スピース(米国)、前週の日本オープンから連続参戦のアダム・スコット(オーストラリア)と同組に決まった。

 「ジョーダンとは久しぶり。調子を落としていたようだけど、最近上げているみたい。スコットとは3週前にも回った。すごくプレーしやすい。3人で盛り上げたい」と歓迎。「しっかり準備して、木曜のティータイムに合わせたい」と話した。

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