ウッズ王手!最終ラウンド7ホール残し3打差単独首位 新たな歴史が生まれる

 「男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ」(27日、アコーディア習志野CC=パー70)

 第3ラウンドに引き続き第4ラウンドを行ったが、日没サスペンデッドで46人がホールアウトできなかった。その中ではタイガー・ウッズ(43)=米国=が11番を終えた時点で通算18アンダーで首位を独走中。サム・スニードに並ぶ米ツアー最多勝となる82勝へ王手をかけた。松山英樹は12番を終えて通算15アンダーで暫定2位と逆転Vへ望みをつないだ。残りのホールは28日午前7時半から再開される予定。

 完全復活を印象づけた。ウッズが1日29ホールをプレーし、単独首位を守り抜いた。「バーディーを取ってスコアを伸ばさないとリーダーでいるのは難しい。今日はスコアを伸ばすことを目的にしていた。多くの場面でうまくいった」と満足そうに振り返った。

 最も喜んだのは8月に手術を受けた膝の回復具合だった。これまで1日18ホール以上プレーした時はカートに乗っていたが、この日は自分の足で歩き、パットではしゃがんでラインを読んだ。「手術後これほど膝に負担をかけたことはない。それを考えるとうまくいった1日だと思う」と冷静に自己分析した。

 前日の無観客から打って変わって2万超のギャラリーが押しかけ、その大半は自分の組についた。その中でも自分のプレーを貫き「精神力が試されると思う。集中力のオンとオフを繰り返すのは大変なことだが、そこでしっかりと集中し、目の前のショットに100%コミットしなくてはならない」と話した。

 言葉通りほぼ完ぺきな内容だった。第3ラウンドを66で回り、単独首位を死守。第4ラウンドも1番で4メートルのバーディーパットを沈めて幸先よくスタートし、5、6番で2メートルを入れてスコアを伸ばした。11番で30センチのパーパットを決めて、この日の競技を終了した。

 28日は残った7ホールで優勝を目指す。2位の松山とは3打差。過去最終日を3打差以上で迎えた24試合は全勝だけに、ほぼ優勝を手中にしたともいえる。勝てばスニードの82勝に並ぶが「まずは集中して勝つこと。そうすれば82勝になるということ」。米ツアーのひとつの頂も通過点に過ぎない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス