ウッズ 通算82勝に感慨「すごく大きな意味を持つ数字」
「男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ・最終日」(28日、アコーディア習志野CC=パー70)
日没順延となった最終ラウンドの残りが行われ、通算18アンダーの暫定首位から出たタイガー・ウッズ(43)=米国=が7ホールをプレーし、最終ラウンドを67で回り、通算19アンダーで、サム・スニード(米国)と並ぶ史上1位の米ツアー通算82勝目を挙げた。
日米共催で初めて行われた今大会。優勝賞金175万ドル(約1億8900万円)を獲得した。3打差の2位は松山英樹(27)=LEXUS=で、石川遼(28)=CASIO=は通算1オーバーで51位だった。
ウッズは12番からスタート。2打目をグリーン手前のバンカーに入れ、3打目も寄せきれず、ボギー。松山に2打差に詰め寄られた。
しかし、14番(608ヤード、パー5)で4打目をピン奥4メートルにつけ、バーディーを奪って、勢いを取り戻した。18番は2打目がグリーン手前のバンカーに入ったものの、ここから3メートルに寄せてバーディーで締めた。2563人のギャラリーの大歓声に、手を挙げて応えた。
「5日間の大半をリーダーとして過ごしたので、とても長く感じた」と振り返り、スニードに並ぶ通算82勝について「すごく大きな意味を持つ数字。安定して長く結果を残し続けた結果。サムは50代で、私は40代で達成できた」と感慨深げに振り返った。
06年ダンロップ・フェニックス以来、13年ぶりとなった日本でのプレーで優勝。「私が日本に来るときは、いつでも多くのファンが駆けつけてくれる。来年、またこの経験ができることを楽しみにしている」と、来年の参戦も口にした。