ウッズ「最後のチャンス」東京五輪への出場熱望 米国4番手で代表圏内
「男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ・最終日」(28日、アコーディア習志野CC=パー70)
最終ラウンドの残りが行われ、タイガー・ウッズ(43)=米国=が、サム・スニード(米国)に並ぶ米ツアー史上最多の82勝目を挙げた。日米ツアー共催として初めて行われた今大会。12番から再開したウッズは7ホールで一つ伸ばし、67の通算19アンダーで逃げ切り、初日からの首位を守る完全優勝で初代王者となった。3打差の2位に松山英樹(27)=LEXUS、石川遼(28)=CASIO=は通算1オーバーの51位だった。
ウッズが、あらためて来年の東京五輪への出場を熱望した。かねて五輪への思いを口にしていたが、「ぜひ米国代表として出場したい。友人の何人かは(他競技で)オリンピックに出場しているし、忘れられないイベントだと言っていた。来年は44歳。これが最後のチャンスだ」と熱く語った。
その上で「ただ、正直言うと(出場が決まる)締め切りのこともいつかは分からない」と打ち明けた。東京五輪の男子代表は来年6月22日付の世界ランクに基づく五輪ランクによって決まり、各国・地域最大で4人まで出場できる。
この日、男子ゴルフの最新世界ランキングが発表され、ウッズは10位から6位へ浮上。米国で4番手となり、代表圏内へ再び入ってきた。「金メダルを目指してプレーしたことがないので、出場できたら光栄なこと」。東京五輪の男子ゴルフは来年7月30日から8月2日まで、埼玉県の霞ケ関CCで行われる。