鈴木愛、6アンダー66!逆転賞金女王へ首位発進 左手回復でパット絶好調

 「女子ゴルフ・樋口久子三菱電機レディース・第1日」(1日、武蔵丘GC=パー72)

 賞金ランク4位から逆転で2年ぶり2度目の賞金女王を目指す鈴木愛(25)=セールスフォース=が7バーディー、1ボギーの6アンダー66を出し、蛭田みな美とともに首位に立った。勝みなみ、岡山絵里、吉川桃が1打差の3位。プロデビュー戦の19歳、古江彩佳はイーブンパー72で43位発進となった。

 わずかでも可能性がある間はあきらめない。鈴木が逆転賞金女王へ強い意欲を見せた。前週まではトップの申ジエに約3817万円差の4位。「厳しいけれど、あきらめない。ちょっとでも追いついていけるように頑張りたい」と闘志を表に出した。

 気持ちが前向きになった要因には痛めていた左手首、左手親指の回復がある。9月末から4週の欠場を余儀なくされたが、10月初めに受けた注射が効果があり「今は全然痛みがなくなった」と笑顔も取り戻した。

 “復帰戦”となった前週のマスターズGCは予選落ちだったが、この日は得意のパットがさえて7個のバーディーを量産。13、17番では10メートルの長いバーディーパットを沈め「先週からパットはよくて、シンプルに上げるテンポと下ろすテンポを一緒にすることだけ考えているので、一定のリズムで打てている」と自己分析した。

 今季は6月のニチレイまでに3勝をマークしたが、それ以降は8~9月のニトリの1勝だけ。昨季もニチレイまでに挙げた4勝以降は優勝がなく、賞金ランク3位に終わった。「去年もそうだけど、前半で勝った後に勝てていない。やっぱり出るからには上を目指してやりたい。現状に満足することは一生ない」。まずは今週を勝ち切る。

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