渋野、踏ん張った39位「勉強なりすぎ」
「米女子ゴルフ・スウィンギングスカート台湾選手権・最終日」(3日、美麗華C=パー72)
47位で出た渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算3アンダーで39位だった。首位で出たネリー・コルダ(米国)は72と伸ばせなかったが、通算18アンダーで並んだカロリーン・マソン(ドイツ)とミンジ・リー(オーストラリア)とのプレーオフを1ホール目で制し大会2連覇を飾った。横峯さくらは73で通算7オーバーの65位。
折り返し点の18番パー5。渋野は2オンを狙った第2打をダフって左バンカーに入れると、次は「ホームラン」でスタンドの壁を直撃。ラフからの4打目はグリーンに届かずピンチを迎えたが、ここで踏ん張って勢いに乗った。
ピンまで約10ヤード。ラインを見定めて低く打ち出すと、ころころと転がった球は歓声に押されてカップイン。練習を繰り返した課題のアプローチが決まり、後半の5バーディーにつなげて60台。「1週間の集大成。4日間の中で一番、収穫があった」と、トレードマークの笑顔を輝かせた。
2度目の米ツアー大会出場で一流選手のアプローチなどを目の当たりにし「勉強になりすぎた」。これを次週のTOTOジャパンクラシックからの4試合にどう生かすか。2位から賞金女王を目指す渋野は「厳しいと思うけど、もうちょっとましなゴルフができたら」と意気込んだ。