宮本勝昌が5バーディー首位発進 連日の飲酒でリラックス
「男子ゴルフ・平和PGM選手権・第1日」(7日、PGMGC=パー71)
ツアー通算12勝の宮本勝昌(47)=ハートンホテル=が5バーディー、ボギーなしの66で回り、3人の外国選手とともに首位発進。ツアー屈指の飛距離を誇る同組のチャン・キム(米国)を越えるショットを見せるなど、衰えのない力強さを見せた。疲れを連日の飲酒で吹き飛ばし、5月の中日クラウンズに続く今季2勝目を目指す。今季国内初戦だった地元出身の宮里優作(39)=フリー=は73で74位、石川遼(28)=CASIO=は75で95位と、ともに出遅れた。
宮本の表情には笑みが浮かんでいた。1番をバーディー発進すると、3番パー4は第1打でキムを7ヤード上回る328ヤードを飛ばした。残り約160ヤードから、ピンまで約10メートルほどに2オン。これを一発で沈めた。前半でスコアを4つ伸ばし、風が強くなった後半は1バーディーにまとめた。
精神面では連日の飲酒でリラックスできているようだ。「最近はほぼ毎日、おいしいお酒をたくさん飲んでいる。昔から飲んでいたが、気付けばだんだん量が増えている」。かつてのビール党も、最近は何でも飲むようになった。沖縄に来た翌日の5日には泡盛をグイッ。6日はビールとワインで景気づけした。
最終日の10日は、師匠と仰ぐ芹沢信雄の60歳の誕生日だ。「ベタだけど、いい報告ができれば」。中日クラウンズ以来の通算13勝目で師匠の還暦を祝うとともに、ベテラン健在を示すことができれば言うことはない。