石川遼、通算5オーバーで今季初の予選落ち クラブ13本で臨む荒療治も効果なし
「男子ゴルフ・平和PGM選手権・第2日」(8日、PGMGC=パー71)
石川遼(28)=CASIO=が4バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの72とスコアを落とし、通算5オーバー84位で今季初の予選落ちを喫した。5位から出たスコット・ビンセント(ジンバブエ)が65で回り、通算10アンダーで首位。初日トップの宮本勝昌は68で回り、2打差の2位となった。
スタート前、石川は「入れたら打ちたくなる。リハビリが必要」とドライバーをバッグから抜くことを決断した。
「2週ほど前からドライバーだけスイングがばらつきだした。あれだけ曲がれば打ちたくなくなる」
代わりのクラブを入れず、13本でラウンドに臨む荒療治を敢行したが、効果なし。昨年11月以来、国内ツアー18戦ぶりの予選落ちとなった。
今後も、ドライバーを使わずにラウンドする可能性がある。「(好感触を)つかむまでは打たないようにしたい。ドライバーがなくても勝てると思っている」と気丈に話したが、ドライバーショットには以前も苦しんだ経験がある。試行錯誤が続けば、10年ぶりの賞金王奪回もピンチだ。