今平周吾84位…今季ワーストの出遅れ 賞金王決定どころか予選落ち危機
「男子ゴルフ・カシオワールドオープン・第1日」(28日、Kochi黒潮CC=パー72)
賞金ランク1位で、次週の最終戦を残して今週にも2年連続賞金王が決まる今平周吾(27)=フリー=が、74で2オーバーの84位。初日としては今季ワーストの出遅れとなった。首位は中日クラウンズを制した宮本勝昌で6アンダー。大会主催者が所属先の石川遼は3アンダーで14位。
今週、賞金王決定が濃厚とみられている今平が、まさかの84位発進で予選落ちの大ピンチだ。冷たい雨が降る朝、10番パー5から開始。そのドライバーショットを左に引っ掛け、球はバンカーの先端あご部分に止まる不運で、第2打はショートアイアンで刻むしかなかった。
その後もショットは左に行きがち。かっぱの脱ぎ着に忙しく「服を(たくさん)着て打つのが好きじゃないので…」。前半は1アンダーでターンしたが、後半は我慢しきれず、バーディーなしの3ボギーとなった。
2位ショーン・ノリス(南アフリカ)との賞金差は3719万円。今週を終えて2位との差を、最終戦の優勝賞金額4000万円よりも広げれば、2年連続キングは決まる。
前週のダンロップフェニックスで優勝した夜は、祝勝会もせず、宿泊先のホテルのジムでトレーニングした。調整は万全だ。「出遅れたけれど、明日しっかりアンダーパーに戻して、決勝2日間で伸ばしたい」。第2日からは晴れ予報。あくまで今週、賞金王を決めるつもりだ。