石川遼67で7位浮上!鼻と喉不調も15番から4連続バーディー締め
「男子ゴルフ・カシオワールドオープン・第3日」(30日、Kochi黒潮CC=パー72)
5位から逆転での賞金王を目指す石川遼(28)=CASIO=が8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67をマークし、通算10アンダーとして12位から7位に浮上した。ツアー未勝利のアンソニー・クウェイル(オーストラリア)が15アンダーで単独首位。前日トップの小林伸太郎は69で2打差2位に後退した。
上位が着々とスコアを伸ばす中、逆転での賞金王に望みをつなぎたい石川も、この日5アンダーで首位と5打差の7位に浮上した。
第2日は喉の痛みを訴え、プレー後すぐに引き揚げた。この日も鼻声ながら「鼻と喉は痛いがプレーに支障はない。何の言い訳にもならない」ときっぱり。「ドライバーとアイアンのバランスが少しよくなった」と話す表情は明るかった。
スイッチが入ったのは、グリーン手前のバンカーで苦しみ、5打をたたいた11番パー3だった。「ダブルボギーでリミッターが外れて、開き直りの感覚に近いものがあった」。3メートルのバーディーパットを沈めた15番から4連続バーディーで締めくくった。
ホストプロとして臨むこの大会は09、15、17年で2位と相性はいい。「ぎりぎり(優勝争いか)分からないところで終われた。今日やったことをもっと試してみたい思いが強い」と言葉に力を込めた。ゴルフの内容は上向いてきた。バーディー合戦が予想される最終日で今季3勝目を狙う。