木戸愛、首位キープ ツアー仲間次々引退にも「私はまだまだ」
「女子ゴルフ・QTファイナルステージ・第2日」(4日、こだまGC=パー72)
前日首位発進の木戸愛(29)=ゼンリン=が8バーディー、4ボギーの68とスコアを伸ばし通算10アンダー単独首位で2日間を終えた。1打差の9アンダー2位に河野杏奈が続き、安田祐香は6アンダー5位、アン・シネ(韓国)は1アンダー17位。渋野日向子の後輩・石川玲奈は14オーバー95位。4日間の最終成績で35位前後までが来季前半全試合の出場権を得る見込み。
同世代の仲間たちが次々ツアー撤退を宣言しても、木戸の戦いは終わらない。前半戦出場権確保への4ラウンドの半分を終え、出場選手中ただ一人通算アンダーを2桁にした。
1番で7メートルのバーディーパットを沈める絶好発進だったが、2番ボギー、3番バーディー、4番ボギー、5番ボギー…で前半アウトはパーが2つだけの35。後半は4バーディー、1ボギーでトータル68のゴルフだった。
伊藤園レディスで現役引退を宣言した大江香織は、木戸にとって東北高の1年後輩。「私はまだまだ、という気持ちです。やり抜きたい。今はこの目の前の残り2日間に集中して1打でも伸ばしたい、1つでも上に行きたい」と自身を鼓舞した。