安田祐香3位浮上 トップ通過見えた「いいプレー続けたい」
「女子ゴルフ・QTファイナルステージ・第3日」(5日、こだまGC=パー72)
5位から出たミレニアム世代の旗手・安田祐香(18)=フリー=が4バーディー、1ボギーの3アンダー69で回り、通算9アンダー3位へ浮上。最終日は1打差逆転でのトップ通過を目指す。木戸愛、フェービー・ヤオが通算10アンダーで首位。アン・シネは75と崩れ、通算2オーバー32位へ後退した。
抜群の安定感が光った。時折強い風が吹く難しい条件の中、安田が5番パー3で第1打を6メートルにつけてバーディーを先行させ、11番パー5はバンカーからの第3打を1・5メートルにピタリ。15、17番でもスコアを伸ばし、首位の背中をしっかりととらえた。
「(試合前まで)ショットがよくなかったけど、今週はコースに苦手意識がないからか、よくなってきている。大きなミスなくできたと思う」
来年前半戦の優先出場権を得るには35位前後までに入る必要がある。トップ通過に何か特典があるわけではないが、勝利の名誉は譲るわけにはいかない。「残り1日気を抜かないで、いいプレーを続けていきたい。3パットとかのミスをなくし、ティーショットでは80%のフェアウエーキープを目指したい」。エリートアマチュアからトッププロへ。安田が着実に階段を上がる。