星野陸也、単独首位 体調不良で賞金王争い脱落も“気楽なプレー”で好発進

 「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・第1日」(5日、東京よみうりCC=パー70)

 今季の優勝者と賞金ランキング上位の30選手による予選落ちなしの最終戦の第1ラウンドが行われ、星野陸也(23)=フリー=が65で回り、5アンダーで首位スタートした。賞金王を争うランク1位の今平周吾(27)=フリー=と2位のショーン・ノリス(37)=南アフリカ=は同組で対決し、今平はトップに2打差の4位で、1打差2位のノリスに一歩遅れた。石川遼(28)=CASIO=は3打差の8位につけた。

 「ベンツ、欲しいですねぇ。高級車、乗りたいですよ。もらったら、運転しまくりますよ」

 そう心から熱望する星野が、初日から飛び出した。1番パー4で第1打をピン横2メートルにつけたのを手始めに、ショットがさえて7バーディー、2ボギー。今季2勝目へ上々のスタートだ。

 ツアー表彰のひとつであるトータルポイントランキングで、現在トップの今平に1ポイント差で2位。今季から同表彰のスポンサーにメルセデス・ベンツがつき、最終戦の今大会で逆転し、1位になればベンツSクラスがもらえる。現在は家族の国産車を移動に使っている星野にとって、モチベーションは高まるばかりだ。

 11月初旬までは賞金王争いに絡んでいたが、体調不良で三井住友VISAを欠場。その翌週からも上位争いに絡めず、キング争いからは脱落した。将来の米ツアー挑戦に備えて筋トレを強化するあまり、その加減を知らなかったのが原因だ。

 トレーニングが全くできない週もあり、体重はこの半月で2キロ減って76キロになった。だが本人は「先輩たちから、休むことも大事だと言われた。いい勉強になった。これも人生のひとつ」とプラスに考えている。今週は気楽にプレーすることを第一に考えており「難しいイメージのあるコースだが、いろいろチャレンジして打てた」と楽しそうだ。

 国内屈指の長距離砲らしく、ヘソが見えるほどシャツがまくれ上がる豪快なショットを連発した。「今週、しっかりゴルフをすれば、優勝もポイントもついてくる」。優勝の副賞も乗用車(国産)。一気に高級車“2冠”も可能だ。

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