今平周吾が2年連続賞金王!最終ホールまでトップも3位 3年連続&五輪へ決意

 「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・最終日」(8日、東京よみうりCC=パー70)

 今季の全日程が終了し、67で回って通算7アンダー、3位となった今平周吾(27)=フリー=が今季獲得賞金を1億6804万9312円として昨年に続き賞金王に輝いた。連続での賞金王は2004~06年の片山晋呉以来5人目で、27歳2カ月6日は最年少。1994年から5年連続の尾崎将司が過去最長。ショーン・ノリス(南アフリカ)は通算5アンダー4位で賞金ランク2位のまま。優勝した石川遼(28)=CASIO=は賞金ランク3位に浮上した。

 心の底からは喜べない賞金王だった。トップで迎えた最終18番、今平は第1打を花道にショートした。ピンまで30ヤードの第2打は、ピンの手前につけないと難しくなるところを80センチオーバー。このミスが響き、パーパットがカップに蹴られて2メートルもオーバー。返しも入らず痛恨のダブルボギーフィニッシュとなった。

 「最終ホールまでトップだったんですけど、あのダブルボギーが悔しい。アプローチを上につけたのが敗因です。パーパットは(ラインを)薄めに(カップに)入れたいと思ってちょっと強めに打ったら切れてしまった」

 結果は悔しい3位に終わったが、賞金王を争っていたノリスが逆転条件の優勝を逃したため、賞金王が決定した。2年連続は5人目、27歳2カ月6日での複数回賞金王は史上最年少記録となった。

 「今年は1年を通じていいゴルフをしたと思う。去年よりもゴルフの精度が上がっているし、2年連続を取れたので、去年の賞金王よりも今年の方がうれしいです」

 来年は3年連続賞金王はもちろん、東京2020出場も視野に入れる。「賞金王はすごくうれしいけど、勝利数(2勝)が少ないのが悔しい。自分の課題は詰めの甘さだと思っているので、来年はそこを修正して3勝を目標に頑張りたい。東京五輪は地元開催なので出たいと思います」。男子ゴルフの“顔”として来年もツアーをけん引する。

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