渋野が高額納税にうれしい悲鳴「手がつけられない」 “岡山愛”で住民票移さず
19年のゴルフ「AIG全英女子オープン」で日本勢42年ぶりのメジャー制覇を果たした渋野日向子(21)=RSK山陽放送=が24日、地元岡山市の岡山東税務署で一日署長を務め、スマートフォンによる確定申告書の作成体験を行った。19年は獲得賞金だけで2億円以上を稼ぎ「手がつけられない」とうれしい悲鳴。東京五輪開幕まで半年に迫ったことを受け、「選ばれたらいい成績を残せるように感張りたい」と意欲的に語った。
“シンデレラ”がほほえましい悩みを打ち明けた。「こんなに稼げるとは思ってなかった。(所得が)億を超えてしまっているので手がつけられないです」。19年は全英女子の優勝賞金67万5千ドル(約7400万円)と国内ツアーの年間獲得賞金約1億5千万円を合わせ、獲得賞金だけで2億2千万円超を稼いだ。19年に続き2度目という確定申告を控えるが、納税額については「予想もできない」とし、「一人じゃできないので税理士さんと一緒に頑張ってます」と笑みを振りまいた。
高額納税者となった現在も岡山市に住民票を残し、地元に納税する。「岡山のためにたくさん使っていただけたらありがたい」と“岡山愛”を隠さない。
多忙を極めたオフのイベント出演などはこの日で打ち止め。今月下旬にはタイ合宿に出発し、2月20日開幕の米ツアー、ホンダLPGAで自身の今季初戦を迎える。「去年の金額を稼げるか分からないけど、(獲得賞金)1億は絶対に超えたい」と今季への意気込みを語った。
同じ98年度生まれの“黄金世代”で米ツアーデビューの河本結が暫定2位発進したことにも「すごいなと思う。かなり刺激になります」と意欲をかき立てられた。さらに東京五輪開幕(7月24日)まで半年となったことを受け「1試合1試合しっかり頑張って、(代表に)選ばれたらいい成績を残せるようにしたい」と決意を新たにした。“シンデレラ・ストーリー”の第2章が幕を開ける。