松山が28位浮上、首位と9打差 得意コースで本領発揮「しっくりきた」
「米男子ゴルフ・フェニックス・オープン・第3日」(1日、スコッツデール=パー71)
55位で出た松山英樹(27)=LEXUS=は8バーディー、2ボギーの65と伸ばし通算7アンダー、28位に浮上した。首位とは9打差。62をマークしたトニー・フィナウが通算16アンダーでトップに立ち、ウェブ・シンプソン(ともに米国)が1打差2位につけた。
松山が2016、17年に大会を制した得意コースで本領を発揮した。グリーン上がさえ、パット数は前日の35から23に改善。スコアを六つ伸ばし「いいパットが入ってくれた。今日はしっくりきた」とうなずいた。
2ホール目の11番でグリーンエッジから約9メートルをパターで沈めて波に乗った。14、18番で3メートル、後半に入って1番で8メートル、8番もピン上から5メートルを決めると、最終9番も1・2メートルにつけてバーディーで締めくくった。
一方でショットのミスもあった。15番パー5は2オンを狙った第2打を池に落としバーディーを奪えず、1オンが狙える17番パー4は3番ウッドのティーショットを大きく左に曲げてボギー。「(ショットは)全然、何もつかんでいない。納得にはほど遠い。いつ崩れるか分からないゴルフを続けている。常にごまかしてやっている」と最後まで表情は厳しかった。
それでも好結果に結びつけたことで「乗って行ける」と気持ちは前向きだ。「最終日もビッグスコアを出して終わりたい」と一層の追い上げを期した。