松山英樹が11位浮上 パター替えて一変「すごくうまくいった」
「米男子ゴルフ・ジェネシス・オープン・第3日」(15日、パシフィックパリセーズ・リビエラCC=パー71)
57位で出た松山英樹(27)=LEXUS=は1イーグル、6バーディー、1ボギーの64で回り、通算6アンダーの11位へ大きく順位を上げた。首位とは4打差。ロリー・マキロイ(英国)とマット・クーチャー(米国)、アダム・スコット(オーストラリア)の3人が通算10アンダーでトップに並んだ。タイガー・ウッズ(米国)は76と崩れ、通算5オーバー63位に後退した。
パターを替えた松山がこの日の最少スコア64と爆発。パット数27は突出した数字ではないが要所で決め、「すごくうまくいった」と頬を緩めた。
短い10番パー4で1オン、2メートルを決めて連日のイーグル発進。その後もチャンスを着実に生かしつつ、チップインも織り交ぜ、大歓声に笑みがこぼれた。
今季、1ラウンドあたりのパット数はツアー107位。スタートの15分ほど前に「どうせ入らないなら替えてみよう」と、17年にツアー5勝目を挙げた際に使ったヘッドが大きめのものを手に取った。この決断が好結果につながった。
第2ラウンド後、ファンに手を引っ張られて生じた肩の痛みも大事には至らなかった。ぎりぎりの予選通過から、一気に上位陣の背中が見える位置へ浮上。「チャンスはある」と望みをもって最終ラウンドに挑む。