４月９日に開幕予定だった２０２０年マスターズ・トーナメントがコロナウイルス感染拡大の懸念のため延期された。現地の１３日朝、米国にある会場のオーガスタナショナルゴルフクラブが声明を発表した。

　同クラブのリドリー会長は声明で「最終的に、これらのイベントやオーガスタコミュニティの関係者に関連するすべての人の健康と幸福が、この決定につながった。後日、マスターズトーナメントとアマチュアイベントを安全に開催できる状況になればと願っている」と述べた。

　日本からは松山英樹（２８）＝ＬＥＸＵＳ＝と今平周吾（２７）＝フリー＝が出場する予定だった。大会は後日開催するとしているが、新たな日程は設定されていない。

　マスターズは男子ゴルフの海外メジャー今季初戦。昨年はタイガー・ウッズが優勝し話題になった。

　米ＰＧＡツアーでは、フロリダ州のポンテベドラビーチのＴＰＣソーグラスで行われていた「プレーヤーズ選手権」が中止された。この大会では第１ラウンドで松山が暫定首位に立っていた。