米国で2カ月ぶりマキロイら4選手のゴルフ中継 無観客なのに…「すごい歓声だね」
「米男子ゴルフ・慈善大会」(17日、セミノールGC=パー72)
米国の日曜日、昼下がりのお茶の間に、約2カ月ぶりにゴルフが戻ってきた。ロリー・マキロイ(英国)ら男子4選手による新型コロナ対策支援のための慈善大会が17日、フロリダ州で無観客で開催された。3月中旬のツアー中断以降で初めてテレビで生中継され、マキロイは「みなさんを楽しませることができて光栄」と“日常”の復活を喜んだ。
ホールごとに賞金が懸かるスキンズゲームで争われ、マキロイ、ダスティン・ジョンソン(米国)組がリッキー・ファウラー、マシュー・ウルフ(ともに米国)組と対戦。4選手はキャディーなしで自らバッグを担ぎ、距離計測器を使用した。ショートパンツとカジュアルな服装で、マイクを付けてプレー。11番でロングパットを沈めたファウラーに、マキロイが「すごい歓声だね」とジョークを飛ばす場面もあった。
トランプ米大統領もこの日を待ち望んでいた一人。中継局のインタビューに応じ「大好きなゴルフがしばらくできていないのは残念だが、こうしてスポーツが再開されることは素晴らしい。(再放送される)10年前の大会を見るのに少し飽きていたんだ」と喜んだ。
試合はマキロイ、D・ジョンソン組が勝利。AP通信によると、集まった500万ドル(約5億3500万円)以上が各種団体に寄付される。