エレコムチャリティーゴルフ、女子は古江が“初V” コロナ感染拡大後初のプロ大会
「エレコム協賛医療従事者支援チャリティーゴルフカップ」(17日、よみうりCC=パー72)
古江彩佳、吉本ひかるら女子プロが、コースをかっ歩し、宮本勝昌、片山晋呉、谷口徹ら実力者がしのぎを削る。まだ完全な元の姿ではないが、プロゴルフが戻ってきた。
新型コロナウイルスの影響で中止、延期が続く国内男女ゴルフルアー。その再開に先駆けて、プロたちの活躍の場の提供と、医療従事者へのチャリティーを兼ねた2日間競技が16日から行われた。
エレコムの葉田順治社長(66)は、同大会開催に至った経緯を「後援しているプロからお願いがあったことと、大阪に本社を置く会社として(医療関係に対し)何もできてなかったから」と説明した。
男子63人(うちアマ8人)、女子56人(うちアマ7人)で戦われ、男子は初日69の7位からスタートし、この日は65でラウンド、通算10アンダーで宮本勝昌と並んだ香妻陣一朗(25)=フリー=がプレーオフ1ホール目で宮本を下した。
女子は初日67、この日は3番パー3でホールインワンするなど1イーグル、3バーディー、1ボギーの68とスコアを伸ばした古江彩佳(20)=フリー=が通算9アンダーで“プロ初優勝”を果たした。
古江は自身4度目のホールインワンに「飛び跳ねました」と、3カ月ぶりという競技を堪能した様子。次週はレギュラーツアーがようやく開催されるが「いい準備をしていきたい」と話した。
なおエレコムを始めとする協賛社の寄付、会場に置かれた募金箱で集まったお金は、同大会を通じて大阪市に寄贈されることが決まっている。