渋野日向子は予選落ち、緊張で「体が動かなかった」「死ぬほど練習しないと」
「女子ゴルフ・アース・モンダミンカップ・第2日」(26日、カメリアヒルズCC=パー72)
初日をイーブンパーの59位タイで出た渋野日向子(21)=サントリー=は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74でまわり、通算2オーバーの71位タイで予選落ちした。
苦しんだ第2日のラウンド。オフにはスイング改造に取り組み練習を重ねたというが「かなり練習してきてはいたんですけど、試合となるとかなり緊張してしまって、体が動かなかったです」と悔しさをにじませた。さらに会見では「このオフにやってきたことがすべて意味のないことだったのかなと思うぐらいの内容でした」と絞り出した。
午前10時ごろから吹き始めた風が、強まる中でスタート。10番から13番まではすべてパーだったが、14番ロングで第2打を木に当てるなどしてしまい、ダブルボギーとなった。
この後、15番でバーディー、17番ではチップインバーディーと上向きかけたが、18番ロングで3打目が乗らず、4打目のアプローチが大きくなってグリーン反対側へ。ボギーでまとめたが、スコアを1つ落としてのハーフターンとなった。
風は強いまま後半に入り、5番ミドルで2打目を寄せて、確実に沈めた。だが続く6番でボギー。7番のバーディーパットもわずかに入らず、8番はボギーと苦しい展開が続いた。
最終9番ショート。グリーンに乗せたものの、長い距離が残ったバーディーパットは入らず。パーで終えた。この日は2オーバーとなり、連続オーバーパーなしのラウンドは「17」でストップした。
ショットのスイング、アプローチ、パッティング、体づくりと全てに置いて向上を目指して長くなったオフに取り組んだが、初戦は結果が出なかった。「アプローチで何個もボギーを打ってしまったり。ティーショットもその他ショットもなかなかピンに絡むことがなかったので、フェアウエーキープもなかなか良くなかったので。全体的に本当にダメダメでした」と自嘲気味に語った渋野。「練習をたくさんしていても、試合でできなきゃ意味がないよなというのがすごい痛感したので。本当に死ぬほど練習しないといけないんだなっていうのは思いました」と語った。
単独トップは7バーディー、2ボギーの67でまわった田中瑞希(21)=フリー=で、通算9アンダー。3打差の2位に鈴木愛(26)=セールスフォース=ら3人。